日本散骨葬支援の会を設立して三年半が過ぎました

早いもので日本散骨葬支援の会を設立して三年半が過ぎ去りました。
皆様のご協力で無事に細々と活動を進めてまいりました。今後も末永く頑張っていく
所存です。

私共の会は合同会社 江戸の吉田「おこつ供養舎」に勤務する有志と、ご協力頂いている
方達で構成されています。
会の動きは細々ですが散骨葬の最前線で動いている「おこつ供養舎」の立場から
全国の散骨葬の動きを見ているとこの四年間では随分と変わりました。


最近では散骨葬と言う言葉の認知度やその行為などもよく理解されています。
テレビ放送などで年に数回企画される散骨葬特集をなどを見る機会も多くなったことが
理由と思われます。
その様な影響か起業される方も増えてきました。
ホームページの散骨業者さんの営業広告などを見ていても新規参入の業者さんが現れては
消えていくみたいなことの繰り返しのようです。
消えていく理由は簡単で散骨依頼の総数が少なくて散骨だけの経営では成り立たないからです。


散骨業者さんをホームページを見ていて最近、危惧していることがあります。
同業者間で勝ち残るための戦略として新規参入者の価格のダンピング競争も起きています。
どう考えても健全な供養を行うことが出来ない低価格の表示もあります。
(知人の釣り船の船長さん情報ですと)10人分位のお遺骨を段ボールの箱に一纏めで入れてきて海に捨てているそうです。(悲しい情報です)
後にこの業者さんのホームページを改めて見てみましたが、作り込みも上手で実態を
知らないと申し込んでしまうかも知れません(広告内容ではお遺骨は他の方のお遺骨と
混ざらないように粉骨して一体ごとに水溶性の袋に入れて沢山のお花と共に
ご散骨致します。。。とか)


また、ホームページにランキングサイトなどを立ちあげて最終的にここの業者が一番良い
などとの誘導広告(今時、この様な広告に引っかかる人もいないとは思いますが
業種的には品が無い仕掛けのように思います)
いずれにしても先人の努力でここまで浸透してきた散骨葬を汚すような事態が表面化
しないことを祈らずにはいられません。

2020年02月10日