散骨-日本散骨葬支援の会とは

日本散骨葬支援の会【プロフィール】

まだ日本人が散骨葬という言葉や散骨葬儀に馴染んでいなかった平成13年の夏に
【日本散骨葬支援の会】会長の吉田氏は生前のお父様の遺言で自らの手でお父様の遺骨を
海洋散骨した人物で有ります。現在の吉田氏は散骨葬を支援する会の普及を
推し進めている中心人物です。私は熱血漢溢れる氏の想いを広く皆様にご理解
頂きたいと思っております。(副代表 高澤美紀)
以下は吉田氏の手記です。

ご挨拶

日本散骨葬支援の会ご挨拶

皆様、初めまして。
【日本散骨葬支援の会】会長の吉田と申します。
この度は、当会のホームページにお越しいただき、誠に有難う
ございます。
私は昭和26年生まれのとても元気なおじさんです。
当家は長生きの家系の様で、私は同年代の皆様と比較すると
明らかに元気です(笑)
今年から年金を頂くのが申し訳ないような気さえしています。
母も間もなく90歳になろうとしていますが、老人会などで元気に
活躍しております。

2023年12月は94歳になりました。さすがに体はあちらこちらが動かなくなりましたが頭はしっかりしていて、ウルさい婆さんになっています(笑)

当会の立ち上げに至るまで・・・

私の少年時代はアマチュア無線や弓道などに没頭していた、人並みの将来を夢見る青い小僧でした。
青年時代は外国航路の船員として世界中を廻ってきました。
それから月日が流れ少しは大人になり、人の話に耳を傾ける様になった60歳を過ぎたころから日々の
生活の中で伝え聞く、日本の葬儀や墓事情に疑問や、火葬後のお遺骨の行方等について色々なお話を
聞けば聞く程に、死後の人の扱いに憂いを感じ始めるようになりました。

日本散骨葬支援の会設立まで

やがて、その蓄積した思いは、ついに本気で自分なりに墓や葬儀の実情を
知ろうという行動につながることになります。
平成25年に意を決して日本の葬儀やお墓事情のことなどを独学と
体当たりで調べ始めました。

この世界を学ぶ程に発見の多さに驚いた日々と多くの人々への感謝

調べていくうちに葬儀やお墓にひもづいて次から次ぎへと副産物的に関連した色々なことを学ぶことに
なりました。私が学んだことのほんの一例をあげると

墓からは
墓じまいの問題、合祀墓、改葬、石屋さんとお寺の関係、お寺様や昨今のお寺の事情、etc

葬儀からは
安い葬儀社全盛、花屋さん、宗派とは、宗教、直葬、火葬場、通夜、初七日~49日~、ゼロ葬、骨壺、
骨箱、納骨、霊園、納骨堂、樹木葬、世界の葬儀、粉骨、散骨、海洋散骨葬、散骨の法律etc

また機会あらば積極的に葬儀会場、通夜、告別式、火葬場、骨上げ、納骨に参加したり、遺族様に
頼み込んで霊園やお墓まで押しかけて行きました。知り合いの葬儀屋さんに呆れられたり、笑われたり
する始末です(;^_^A

葬儀関係者への感謝


そうして、学びながら沢山の知り合いが増えました。
葬儀屋さん、お坊さん、石屋さん、行政書士さん、粉骨や散骨の業者さん、
遺骨アクセサリーの業者さん、ペットの移動火葬車の業者さん、獣医さん。
その他にも沢山の葬儀の関連会社の方達です。
皆様、その節はお騒がせ致しました。無知なご無礼をお許し下さいませ。
専門用語の一つも知らない、未熟な私とのお付き合いを
本当に有難うございました。

本格的な活動への第一歩

平成27年に今迄の仕事から離れて本格的に葬儀の仕事に取り組むことになりました。
幅広い葬儀関連の仕事の中から私が選択したのは粉骨と散骨でした。
粉骨と散骨を選んだ理由は人の一生の最後のお手伝いが出来るという事にとても魅力を感じたからです。
言葉や文章では言い表せない体の中から込み上げてくる霊感的(笑)なインスピレーションだったと思います。

私は元々が技術屋で有り、電気や機械の基礎から応用までを低レベルながらも熟知しており、また若い
頃には外国航路の船員の経験、40代50代の時には自分の趣味でヨットやボートを楽しんでいましたので
粉骨や散骨の仕事には溶け込むように馴染んでいきました。
粉骨・散骨の仕事は試行錯誤の中で経験を積み、また先輩諸氏には温かいご指導を頂きましたので
粉骨や、散骨のご依頼を頂いた皆様にご迷惑をお掛けしないレベルに達するまでにはそれ程の時間は
かかりませんでした。(・・・と、思い込んでいるだけかも知れませんね(笑))

@ショックでした!

沢山のケースの遺骨粉骨の経験を積み、何度も海洋散骨葬を体験している経過の中で世の中には
納骨されずにご自宅保管(供養)されているお遺骨が相当数あることを知らされました。

お遺骨が納骨されていない大きな理由は納骨できる墓が無い、墓を買えない、墓を引き継げない、
納骨、散骨の予算が無いという事でした。まさに現代の日本の社会状況やひずみを反映したものでした。

更に日本人の平均寿命が飛躍的に伸びて、両親が亡くなった時には子供はすでに景気低迷後の年金暮らし
で、経済的な余裕がないという事例もあるようです。

故人様の骨壺をどうする

戦後の日本を汗と涙で必死に支えてきた先輩たちの最後の最後の最後の最後が
この先どこに行くのかも、どうなるのかも分からない・・・
「骨壺の中」では・・・・
そんな現実に対するショックと「何とかならないのか?」「何とかしなければ!」という
焦りに近い気持ちを感じたことを今でも鮮明に覚えています。

自分に関係のない故人様はいない
世界は一つ

骨壺の中の故人様(先輩達)は、廻り回ってみると(知り合いの知り合いの
知り合い)全ての人たちが各個人と縁のある方たちになります。
自分に関係の無い人など一人もいません。
良い人も、普通の人も、悪い人と呼ばれている人も、全て私や皆さんの縁者
と言う事になります。
骨壺の中に納まっている故人様を一柱(ひとはしら/生前の一人の事)でも
多く、遺族様の心の整理がつく形で自然に戻してあげたいと
私は考えるようになりました。

しかし商業主義の対価を伴う対応では、遺族様が散骨葬を依頼する決断も鈍くなります、
私の元気パワーが使える時間も残り少なそうなので、悠長な方法では先輩たちのお遺骨を待っている
うちに私が遺骨になってしまいます(笑)
私が考えた末に、出した答えは
海洋散骨葬を無料でお引き受けすることができたら、ご遺族様も気軽に散骨葬申し込みを出来る
のではないかというものでした。

散骨ボランティア立ち上げ

そしてその事を実行に移すには、私一人の小さな力では無理がある事は
歴然としていました。解決方法は、皆様のお力を借りるしかないと
考えてこの会を立ち上げるに至ったのです。

私たち、一人一人が出来る事を少しずつ

私も生活には困っていませんが、お金に余裕のある身分では御座いませんので個人の財力では
スピード感のある対応はできません。

早急に「無償でお引き受けできる散骨葬」の円滑な実行や私が亡き後にも後輩が継続していけるシステムを
構築していくためには皆様のご支援やお力添えが必要です。
共に生きてきて先に亡くなった先輩、仲間たちのお遺骨を皆様のお力添えで少しでも早く自然に戻して
あげましょう。

明るい未来無縁仏をなくす

故人様も遺族様も貴方様のお気持ちも
晴れやかなものになると信じております

当会の展望と、当面の方針

今の私のノウハウや会社の設備関連や散骨葬の時に使用する船などの流れを有効利用すると、現在でも
スタッフの増員で月間100~200柱様迄の散骨葬が可能ですが、やはり費用はかかります。
現在の状況でボランティアの無償の散骨葬をお引き受けした場合は、一柱様の粉骨から散骨までの
原価的な費用が5000円前後ではないかと試算しています。
これ以上の、より沢山の散骨葬のご依頼を受ける為には、いずれ日本散骨葬支援の会が完全に独立する
ことが必要となるでしょう。
独立した場合には一柱様の散骨葬の原価的な費用が10000円近くになると予想されますが
10000円という費用は現在の民間の代行散骨葬の費用の相場が25,000~50,000円位ですので
一般と比較すると相当に安価な費用(経費)かと思います。

ボランティア活動

ゆくゆくは完全に独立した、誰もが知っている弱者救済のボランティア機関
として育てあげたいと考えていますが、まずは基礎作りです。
「千里の道も一歩より」!老兵は死ぬまで頑張ります! 
皆様のご理解とご協力をお願いします。

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